金ツッパ侍の全ツッパFXトレーディング

平成の侍がFXで荒稼ぎしてハワイへ移住するまでの物語。

EAとAI(愛)について

ゴゴジャンの人気ランキング上位のEAは大抵成績が上振れしていることが多くバックテストの勝率以上に連勝したり利益を稼ぎまくるものが多くなっています。

猫スキャルやドジョウなどもまさに典型的な例で、数か月の長期間、異常な高さのPFを叩き出してきました。この状態になると購入者はこのEA負けることあるんか!?といった慢心に囚われていき、最終的には「敗北を知りたい」とか言い出して、いつしか豚のアイコンになり、他人のメシウマを探す旅に出るようになってしまいます。

で、信頼が高まりすぎた結果、遅かれ早かれこの後に起きるのは「ぷぎゃー!」です。

早い時期からの使用者はロットを上げすぎたり、ゴゴジャンのフォワードを見て二匹目ならず百匹目あたりのドジョウを狙い参入した後発組の人達は確率収束に向かうプルバックに巻き込まれ他人にうまい飯を振る舞うことになります。

ここからのEAに対する態度はひどいものです。以下はドジョウ(百花繚乱EURUSD)のゴゴジャンレビューページです。書いている人は変わっていると思いますが購入者という単一の枠でとらえた時の評価の変化はすごいですね。

 

《BEFORE》

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 《AFTER》

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 そもそも直近のドジョウくらいの成績のEAは数多く存在するはずなのになぜ人気EAが調子を崩した時、この現象は起こるのでしょうか??

この現象は心理学でいうところの「カタストロフィー理論」で説明がつくかと思います。この理論は簡単にいうと愛と憎しみが突然入れ代わる現象のことです。愛と憎しみは表裏一体、といいますが大好きだった彼女に振られてとてつもなく憎くなったり、それが高じるとストーカーになり執拗な嫌がらせをしてしまったりする心理です。

EAに対して愛という表現を使うことが適切なのかは分かりませんが要するに人は自分が相手にかけた思いに対しては相応のリターンを期待する生き物だ!そしてその過度な期待が裏切られた時相当のダメージを受ける」ということだと思います。

「俺はこんなに想っているのに!愛してるのに!!なぜ・・・なぜなんだ!?」

というやつですね。

指標などで大方の期待と逆の結果だった時に指標が大きく動いたりする、いわゆるネガティブサプライズ、などもこの心理と関係してるのかな、と思ったりします。

株の世界でも「銘柄に惚れるな!」

という格言があると思いますが

システムトレードの世界では「EAに惚れるな!!」

という格言を私、金ツッパ侍は提唱します!

 

この視点でシステムトレードを運用するにあたって参考になる方を発見しました。

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そうです。

 

愛深きゆえに愛を捨てた男、サウザーです!!

 

勝たせてくれるEAに愛情を抱いてしまうのは人間として仕方の無いことですが

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帝王ならぬEAに愛などいらないのです。「愛などいらぬ!!」と言っているサウザーの悲しそうな泣き顔、これは相場で酸いも甘いも多くの経験をしてその末にたどり着いた勝ち組トレーダーの姿なのでしょう。

 

 

対してこいつは話になりません。

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 これだけメンタル面のストイックさに差があるならばそりゃあパチスロ屋のスロット台でケンシロウサウザーにひたすら負けるのも頷けます。

おそらくは溺愛したEAとともに市場から消えさっていくことでしょう!!

 

私生活において周りの家族、友人を愛することは素晴らしいことですがEAに対しては無感情で接する、というのがメンタルをコントロールして正しい決断をしていくためには必要かもしれません。

なお、余談ですが確率論的に言うと期待値以上の成果が出ているEAを買うことは何も間違っていないと思います。スロットだって最高設定の確率以上に爆裂してる台と明らかに低設定でハマりまくってる台があったら普通高設定っぽいの打つでしょ??

この辺の話は山本克二さんの統計学の本がとても参考になります。その辺の話はまた別の機会に!

それではっ!